2017/09/29
西井久八(にしいきゅうはち 1856?1931)
?北針とシアトルと八幡浜?
海外渡航を夢見て外国船の水夫として働き、アジア諸国、欧州諸国を巡り、アメリカ西海岸に渡りシアトルやタコマで日本人初の洋食店を創業した。
また農場経営をはじめ多くの事業に取り組み、料理店・クリーニング店・ホテル・金鉱採掘・農園と多岐にわたる商売を成功させ、一躍大事業家となった。
彼のずば抜けた「アメリカンドリーム」に憧れ、当時の八幡浜からアメリカを目指す若者が続き、一路アメリカを目指すために打瀬船と「北針」とよばれる木枠の磁石を頼りに出航した話は八幡浜市民に語り継がれるところである。
この時代に既に「国際化」「ダイバーシティ」を実行していること、現代人は大いに彼を知り、見習うべきであろう。